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GA4の都道府県情報の取得状況 – IP匿名化(IPマスキング)の影響

1. 目的

UA(Universal Analytics)からGA4への移行に伴い、データ取得内容の連続性をレポートを使う側は意識します。Google Analyticsで計測をしているメディアのマーケティングデータの1つである「都道府県情報」の取得状況について検証してみましょう。

2. 取得状況

2020年のGA4とUAの週次「都道府県情報」取得状況の比較

データスタジオ(Data Portal)を利用して、ダブルタギングしている、あるメディアの都道府県情報の取得率と取得内容を比較してみました。
上部レポートは週次の「Androidアプリ」「iOSアプリ」「PC/SPを含むブラウザ」のそれぞれ都道府県取得率をプロットしています。
下部レポートは、期間(1年間)の同条件で各プラットフォームの都道府県情報の内訳を円グラフで表示しました。
左がGA4で右がUAとなります。指標はユーザーとなります。
アプリはモバイル、タブレットを含みますがAndroidTVのようなTVデバイスは含みません。

都道府県取得率の計算方法は、都道府県情報が
– not set を含む文字列
– null (空)
– other を含む文字列
などのケースを除いたユーザー数を全体のユーザ数で除法しています

GA4の都道府県情報取得ユーザー

2-1. 比較内容

  • 取得都道府県情報の内訳は、Webではほぼ相違ないが、アプリでは相違が出てきていそう

  • 都道府県情報の年間取得率トレンドは、UAにおいてアプリもWebでもあまり影響を受けていないがGA4はアプリでは、AndroidとiOSの取得率交互に行き来しており、Webはアプリよりも悪いという結果が出ている。

※WebのGA4計測は2021年9月からとなる
※特定のサービスであり計測状況の不備や偏りがある可能性はある
※2021年8月に計測側がGoogle側でなにかがあったと思われる

3. 何故相違があるのか

GA4での IP アドレスの匿名化の方法に関する技術的な説明を参照すると理由がわかります。
この技術的処理の概要は、以下のようになります。

アナリティクスのお客様が IP アドレスの匿名化をリクエストすると、技術的に可能な範囲でできるだけ迅速に匿名化処理が行われます。アナリティクスの IP 匿名化機能では、データが Google アナリティクスに届いた直後、まだメモリ内にある段階で、ユーザーの IP アドレスの末尾(IPv4 の場合は最後のオクテット、IPv6 の場合は最後の 80 ビット)が 0 に設定されます。この場合、完全な IP アドレスがディスクに書き込まれることはありません。

地域ディメンションは、匿名化された IP アドレスから後で取得されます。

プロパティを作成する際、IP アドレスの匿名化は以下のように行われます。

– Google アナリティクス 4(アプリやウェブサイトからデータを収集する)
: IP アドレスの匿名化は常に有効になっています。このオプションでは、Firebase SDK を使用しているアプリからデータを収集したり、ウェブデータ ストリームの測定 ID を含むグローバル サイトタグを使用しているウェブサイトからデータを収集したりします。

– ユニバーサル アナリティクス(ウェブサイトからデータを収集する): IP アドレスの匿名化がオプトインされ、後述の「詳細」セクションで説明されているように実施されます。

注: Google アナリティクス 4 プロパティの場合、IP 匿名化はデフォルトで有効になっています。以下では、従来型の Google アナリティクス タグの IP 匿名化処理について説明します。

データのプライバシーとセキュリティ > Google アナリティクスでの IP 匿名化(IP マスキング)
IPマスキングの図

 一般的に、IPアドレスは今(3,4年前)まで取得が出来ておりましたが、徐々にIPアドレス自体を取得できない状況になってきていることがわかります。計測時に、全くとらないようにすることもできます。
 Googleの属性情報(性別、年齢など)とサービス来訪者を紐づけのため、3rd Party Cookieの収集並びにアプリで端末を特定するための広告識別子の取得も困難になり、IPアドレスもマスキングもしくは取得をしないという風潮になってきております。無理してプライバシー情報の開示、取得を模索するのではなく、このような情報がないことが前提で分析、マーケティング活動が出来る状態を模索していく事が必要と考えます。

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