はじめに
唯一、GA4のレポートで「セグメント」が使える探索ツール(探索レポート / Explore report)。Looker Studioはセグメントが使えない、Data APIトークン量の制限がある事を考えると、探索レポートの登場機会は増えるであろう。業務要件を満たす複雑な条件、グループ集計(例えば、商品ページ全体のユーザー数などはセグメントの利用が必要)は探索レポートの利用が必要になってきます。
また、Universalアナリティクス(UA)では、セグメントライブラリーがあり、一度作ったセグメントを再利用することが簡単でした。しかしGA4にはありません。保存した探索レポートにセグメントは残りすが、セグメントだけを再利用することができません。
定常的にお客様向け、社内向けレポートを複数作成するために探索レポートを活用する際の注意点として各上限についてまとめます。
プロパティあたりの上限
- 1アカウントあたり200レポート
- 共有できるレポートは500レポート
※例:複数アカウントで1つのプロパティを利用しており、プロパティ全体で共有できる数に上限がある。A君200レポート作ってすべて共有。B君も同じ。C君は100レポートしか共有できない
- 探索レポート毎に適用できるセグメントは10個
しかし個々の探索レポートに1度に適用できるセグメント数は4個まで
セグメントデータが100万行を超えるとサンプリングされます タブ毎に適用できるフィルターは10個
- 探索レポートに追加できるタブは10個
探索レポートに追加できるタブは10個
サンプリングとデータ閾値
サンプリング、もしくはデータのしきい値が適用された場合、「右上のアイコンが緑色から黄色に変わる」
- 1,000万件を超えるイベント(レコード)が使用された場合、サンプリングも用いられることがある
- ユーザプライバシー保護のためデータ閾値の影響は受ける(除外される)
- (other)は発生しない
非対応のリクエスト
データ探索に、対応していないディメンジョン、指標または両方の組み合わせが含まれるている場合、非対応のリクエストアイコンが表示され、レポートが表示されない
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